2013年12月25日水曜日

初めて自転車に乗れた場所

 新しい家に住んで1年2カ月になろうとしていますが,今住んでいる街は私が生まれ育ち21歳まで暮らしていた所です。

 そして,自転車に乗る練習に励み初めて乗れた場所,今は市役所の公用車の駐車場になっていますが,当時は自動車教習所の跡地のようでそれ用のコースがありました。この場所を通るたびに,毎日毎日夢中で自転車と格闘していた幼い頃を思い出してしまいます。

 今の子供たちは,幼稚園の前から補助輪付きの子供用自転車を買い与えられ,あっと言う間に乗り方を覚えているようですが,私の場合は子供用自転車を買って貰えるような裕福な家庭ではなく,父親が使っていた黒塗りの大きな自転車が初めてのものでした・・・,それも親の目を盗んで物置からそ~っと持ち出したものです。

 私が自転車に乗れるまでの過程は,
① 自転車の左側に立ち,右足を左ペダルに乗せて左足で地面を蹴ってツーッと進む。ハンドルの高さは目のあたりだったかな・・・。
② 慣れてくると,左足を左ペダルに乗せて右足で地面を蹴ってツーッ・ツーッと進む。これでいつの日にか,右足を右ペダルに乗せられることになります。しかし,このバランスが取れるようになるまで随分バッタリと転んだものでした。
③ ツーッ・ツーッが上手になると,いよいよ右足を右ペダルに乗せることになりますが,まだサドルを跨ぐことはできずフレームの前三角を通して右足を右ペダルに乗せてクランクを回すことになります。これが「三角乗り」・・・,今では死語になっていると思いきやWebで検索すると沢山の写真が出てきますよ・・・詳しくはそちらをご覧ください。今思うと,こんな乗り方で何回も転んでいるのによく足を骨折しなかったものだと感心しますね。
④ 「三角乗り」に慣れたら,いよいよサドルを跨いで本格的な(?)乗り方に挑戦です。しかし,相手は大人の自転車・・・,サドルを跨いで腰掛けてからのバランスがなかなか難しい,加えてペダルが最下部の位置になると足が届かないのでした。普通は,このあたりで親が登場し,自転車を支えてくれて乗るコツを覚えたものでした。

 この間,笹薮の茂みに突っ込んだり,田植えの終わったばかりの田んぼに落ちたり,自転車に乗れるまでの恐怖に遭いましたね。この頃に負った傷跡が今でも腕や足に数か所残っています。

 いつも思っているのですが,こうやって転びながら自転車乗りを覚えたことが,今の私の乗り方の基本になっています。走るのは遅くなりましたが,転び方は上手いと思います・・・,めったに落車することはありませんが・・・。

 補助輪が取れて,フラフラしながら乗っている子供達が転んで泣いているのを見ると「今,転んだことを忘れるなよ!」と言いたくなりますが,あまりにも幼いから記憶に残らないでしょうね,私が自転車に乗れたのは小学3年生でしたから転んだ場所もその状態もハッキリ記憶に残っています。

 今年4月に手にした愛車のTREK DOMANE6.9・・・来年は走りますよ~~~~ (^_^)v


 

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